腰方形筋とは?背中の安定に欠かせない重要な筋肉
筋トレ初心者
先生、『腰方形筋』ってどんな筋肉ですか?
筋トレマニア
腰方形筋はね、腸骨稜と下部の肋骨をつないでいる筋肉だよ。
筋トレ初心者
へぇ、そうなんですね。で、その筋肉は何をしているんですか?
筋トレマニア
脊柱の安定を保ったり、体の側屈や後屈に関わっている重要な筋肉だよ。
腰方形筋とは。
筋トレ用語である「腰方形筋」は、骨盤の腸骨稜と下位肋骨をつなぎ、背骨の安定に重要な役割を果たす筋肉です。
腰方形筋の概要
腰方形筋とは、背中の深い部分に位置する厚くて平たい筋肉です。背骨の腰椎と腸骨をつないでおり、背中の安定化において重要な役割を果たしています。この筋肉は、脊柱起立筋群と呼ばれる筋肉群に属しており、身体を維持するための体幹の安定性に寄与しています。
腰方形筋の機能
腰方形筋の機能は、腰部背部の安定において重要な役割を果たしています。体幹を側面から支え、骨盤の傾きを制御します。また、脊柱の伸展、つまり背中を後ろに反らす動作にも関与しています。さらに、歩行時や脚を動かす際に、骨盤が安定して動作できるよう、骨盤の傾きに影響を与えます。腰方形筋の働きにより、背中の安定が保たれ、日常生活の動作がスムーズに行えるようになります。
腰方形筋の鍛え方
腰方形筋を鍛えるには、体幹を安定させるエクササイズを取り入れることが重要です。代表的なエクササイズには、プランク、サイドプランク、バックエクステンションなどが挙げられます。プランクでは両前腕とつま先を床について体を一直線に保ち、サイドプランクでは片方の前腕と側面を床につけて体を支えます。バックエクステンションでは、うつ伏せの状態から上半身を起こして腰方形筋を収縮させます。これらのエクササイズを定期的に行うことで、腰方形筋の筋力を強化し、背中の安定性を向上することができます。
腰方形筋が弱いことで起こりうる症状
腰方形筋が弱くなると、以下のような症状を引き起こす可能性があります。
* 腰痛腰方形筋は腰椎を安定させる役割を担っています。そのため、筋力が低下すると腰椎が不安定になり、腰痛を引き起こしやすくなります。
* 骨盤の歪み腰方形筋は骨盤の傾きを調整する働きもあります。筋力が弱まると骨盤の歪みが生じ、腰痛や下肢の痛み、姿勢の悪化などを引き起こす可能性があります。
* 歩行障害腰方形筋は歩行時のバランス維持に関与しています。筋力が低下すると、歩行時にふらついたり、歩幅が狭まったりするなどの障害が出ることがあります。
腰方形筋のストレッチ方法
腰方形筋のストレッチ方法では、腰方形筋の柔軟性を高めるストレッチをご紹介します。
1. 椅子に座り、片足を伸ばします。
2. 上体を前に倒し、伸ばした足のつま先をつかみます。
3. 伸びを感じたら、30秒ほど保持します。
4. 左右を交互に行います。