棘下筋:ローテーターカフの中で唯一体表から見える筋肉
筋トレ初心者
先生、「棘下筋」ってローテーターカフの中で唯一体表から見える筋肉なんですか?
筋トレマニア
そうだね。棘下筋は肩甲骨の後ろ側に位置する筋肉で、肩の外旋や体幹の回旋に関与しているよ。
筋トレ初心者
なるほど、体表から見えるのは肩甲骨の後ろ側ってことですね。
筋トレマニア
その通り。棘下筋は、他のローテーターカフ筋とは異なり、鎖骨や肩鎖靭帯に覆われていないので、体表から見ることができるんだ。
棘下筋とは。
「筋肉トレーニングに関わる用語『棘下筋』。回旋筋腱板を構成する筋肉の中で、唯一体表から確認できる筋肉です。」
棘下筋とは
棘下筋は、ローテーターカフの中で唯一体表から見える筋肉です。肩甲骨の背側に位置し、肩関節の外旋や外転運動に関与しています。棘下筋は、他のローテーターカフ筋と同様に、肩関節の安定性と可動性を確保する重要な役割を担っています。棘下筋は肩甲骨に起始し、上腕骨の大結節に停止します。この筋肉の収縮は、腕を後ろに回す(外旋)動作や、腕を横に上げる(外転)動作を可能にします。
ローテーターカフとは
ローテーターカフとは、肩関節の運動を安定化させる筋肉群のことで、棘下筋、棘上筋、小円筋、肩甲下筋という4つの筋肉で構成されています。これらの筋肉は、肩甲骨と上腕骨をつなぎ、腕をあらゆる方向に動かす役割を担っています。棘下筋は、ローテーターカフの中で唯一、体表から確認できる筋肉で、肩の外側から後方にかけて位置しています。
棘下筋が体表から見える理由
棘下筋は、ローテーターカフと呼ばれる肩関節を構成する4つの筋肉の中で、唯一体表から確認できる筋肉です。この特殊な位置関係は、棘下筋が肩関節の他の筋肉とは異なる役割を担っていることを示唆しています。棘下筋が体表に露出しやすいのは、肩関節の前面を覆う肩甲下筋が棘下筋を覆っていないためです。この解剖学的特徴により、棘下筋は腕を外旋させる際に手に届きやすく、簡単に触ることができます。
棘下筋の機能
棘下筋の機能は、他のローテーターカフ筋と同様に、肩の外転や外旋に関与しています。具体的には、以下の動作を行います。
* -外転- 腕を体の横方向に持ち上げる動作
* -外旋- 腕を手のひらが上に向くように回す動作
棘下筋は、肩関節を安定させ、球関節の滑らかな動きを確保する役割も担っています。
棘下筋の鍛え方
-棘下筋の鍛え方-
棘下筋を鍛えるには、以下のエクササイズが有効です。
* -サイドレイズ- ダンベルやバンドを持ち、身体の横に下げた両腕をゆっくりと肩の高さまで持ち上げます。肩をすくめず、肘をわずかに曲げたまま行います。
* -ニーリングリバースフライ- 膝をついて腕を伸ばした状態で、ダンベルを手に持ちます。肘を曲げて体を下げ、腕を横側に広げます。
* -エクスターナルローテーション- ダンベルやバンドを持ち、腕を身体の真横に下げます。肘を曲げて腕を外側に回します。このとき、肘は肩の高さより下げないようにします。
* -リアデルトフライ- ベンチにうつ伏せになり、ダンベルを両手に持ち、腕を肩幅より広げて身体の後ろに下げます。肘を曲げて腕を後ろに持ち上げ、肩甲骨を寄せます。